2004年04月01日

昭和最後の日-14(@w荒

すっかり日が暮れた皇居前広場では、
大勢の人がまだ記帳のために残っていた。
泣き崩れる人も多数いた。
ひろゆきとその家族もその中にいた。
だが、ひろゆきは泣いてはいなかったし、
哀しくはなかった。

今日、
ひろゆきが心の中で決めたことは以下の通りだ。
システムは公理から成り、
公理間の交錯で渋滞なく運動していく。
自分は、そういった論理を尊ぶ。

だが、
同時に自分はそう言ったシステムからは自由でいたい。
システムに束縛されず、
自分がその時々に好きなことを、
低コストで、人間関係にも呪縛されず
徹底的にやっていたい。

そうした存在の超然性の先達として、
天皇に一応の儀礼的敬意を示すために来ただけだ。

ひろゆきは、皇居を見つめた。
広い建物だ。
べつにこんなに広いところに住まなくとも、いいな。
でも、
自分も、ある種の天皇になりたい。
超然とした存在でいたい。


posted by 東京kitty at 16:14| 東京 ☀| Comment(0) | 昭和最後の日(@w荒 - 2ちゃんねる最初の日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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